特別展 横浜の仏像 しられざるみほとけたち 関連コンサート

インドの神像が導く歴史博物館の夕べ

横浜市歴史博物館で現在開催中の特別展 横浜の仏像ーしられざるみほとけたちーの関連イベントとして、展示されている毘沙門天からイメージした、東インド古典舞踊(オリッシー)とシタールやタブラの北インド古典音楽の演奏が繰り広げられました。

仏様の掌の上にみたててた常設展示室中央のスタディサロンが、しばしインドの音楽と舞踊と横浜の仏像が融合された空間に包まれました。スタディサロンでのコンサート開催は今回が初めての試みです。

当日、会場にはインド大使館より、マヤンク・ジョシ首席公使、ヴィヴェカーナンダ文化センターのシン所長が観覧され、仏像のみならず、様々なインドを起源とする文化が日本に伝わってきていることなど、インドと日本との深い関係をお話くださいました。

会場に飾られたサリーの模様は、日本の絣の模様へと影響しているとのこと。

インド舞踊の手や掌の1つ1つの動きに意味があり、使い方に特徴があるそう。日本の楽曲、さくらさくらにも合わせた舞踊も披露されました。

第二部は、シタールとタブラの演奏から、インドの世界に誘います。楽器の特長を実演をまじえながら、説明してくださいました。

シタールは静かなゆったりとしたイメージを持っていましたが、リズミカルで躍動感のある演奏に圧倒されました。また、タブラの細かいリズムを口ずさみながら、そして力強い演奏にも驚かされました。インドでは延々と何時間も演奏されるとのこと。

なんとも神秘的な舞踊と音楽に引込まれます。

コロナ感染症もなかなか終息しない中、極めて少ないお席での開催でしたが、できるだけの対策をした上で実施できたことが何よりでした。今後もアーティストや博物館の支援にもつながる事業を行っていきたいと考えております。

来館してくださった方々、動画配信をご視聴いただいていた方々に感謝申し上げます。

開催

2021年2月14日(日)18:00〜19:35

会場

横浜市歴史博物館 2階 常設展示室 スタディサロン

出演

東インド古典舞踊 安延佳珠子 他

北インド古典音楽 シタール:武藤景介 タブラ: 池田絢子

運営

主催:よこはま地域文化遺産デビュー・活用事業実行委員会、横浜市歴史博物館

企画運営:よこはま芸術プロジェクトPASSAGE

協力:安延佳珠子舞踊スタジオStudioOdissi、株式会社セミ・チャームドライフ・アソシエイツ

応援:インド大使館 

運営金:クラウドファンディングサイト ideaマーケット より募集

https://idea-yomiuri.en-jine.com/projects/tenohiranoue

参加者:当日イス席 25名、立見席 8名 

    アーカイブ動画配信での参加  80名

スタッフ:15人